こんにちわ、山口です。
今回は梅雨の時期に気をつけたい、「カビ」について書きたいと思います。
カビは真菌と呼ばれており、良いカビと悪いカビに分かれます。良いカビは、みそやしょう油、酒、チーズ、抗生物質などで使われています。
一方、悪いカビには、白癬菌(水虫)、カンジダ(皮膚や内臓に病気を起こす)、アスペルギウス(肺炎・喘息を起こす)、クリプロコッカス(肺炎・髄膜炎を起こす)、クラドスポリウムなどの黒カビ(洗濯機や水周りに生えるカビ)、アステルナリア(コンタクトレンズに生えるカビ)などがあります。
悪いカビは文字通り除去する必要があります。栄養のある多温多湿の環境ならどこでも発生し、食べ物・植物・プラスチック等どんなものでも発生する可能性があり、特に温度5-35℃の中で、特に20-25℃、湿度65%以上を好みます。現在の住宅は気密性・保湿性ともに高く、カビの好む環境ができているため、カビ対策は特に湿気の多い梅雨には何らかの対策を立てる必要があります。
簡単に実践できるカビ対策
- 湿度を50%前後に保つ
→戸や窓を開けて換気する
→除湿器の使用する(水まわりには特に有効) - 押入れには除湿剤
→通気性をよくするために、スノコを使ったり、除湿材を使う
→布団は天日干しなどして、湿気と殺菌をする - 洗濯機には専用の洗浄剤
→洗濯機の洗濯槽の裏側に、カビがびっしり。洗濯してもカビが衣類に着いてアトピーの原因になります。洗濯槽は専用の洗浄剤を使用し、カビを取り除きましょう
他にも、カビが発生したら早めに、漂白剤・防カビ剤・殺菌剤・消毒用アルコールを使って除去しましょう。
カビが原因の肺炎、「夏型過敏性肺臓炎」という病気もあります。Trichosporon cutaneumというカビが原因で、アレルギー反応によって肺炎を起こします。「夏型」ですから、4月~8月ぐらいに多いです。この病気も家のカビが原因ですので、入院すれば治りますが、家の環境を変えないと退院してもまた肺炎になってしまいます。
ちょっとした心掛けと実践で、カビの発生を防ぐことができます。ぜひ実践してみてください。