(^。^)y-゜゜゜ 真田です✏️
「認知症」ってご存じですか?
認知症とは、いったん正常に発達した脳の機能が低下する病気です。
認知症にかかると、新しいことが覚えられなかったり、経験したことが思い出せない記憶の障害、判断力の低下、言葉や行動の異常が出現して、日常生活が困難になる場合があります。
今回は「認知症とお口の健康」
認知症になるとご自身によるお口の清掃が困難になるため、認知症の患者さんは健康な人に比べてむし歯や歯周病が多くなります。
そのため、歯科治療の必要性が2,5~15,9倍多くなるという報告があります。
認知症の患者さんでは入れ歯を上手に使用することができなかったり、入れ歯をまったく使用していない方も多くいらっしゃいます。
多くの歯を失った方は、入れ歯を使用することにより適切な食物の摂取が可能になるのですが、入れ歯を使用していない方は、栄養状態の低下や栄養の偏りにつながる可能性があります。
さらに、認知症が中程度以上に進行した場合は、飲み込み機能の低下(嚥下障害)が多く見られるようになります。
歯をほとんどなくしているにもかかわらず入れ歯を使用していない方は、20本以上の歯がある方と比較して認知症の発症リスクが高い、反対に、ほとんど歯がなくても入れ歯を使用している方は、歯を失っていない人と比較して認知症の発症リスクに差がなかったという報告があります。
認知症を予防するためにも、お口の健康を保つことはとても重要です。