(^。^)y-.。o○ 真田です。
お薬と危険な組み合わせ
本来の働きが弱まる「炭酸飲料」
アスピリン入りの風邪薬は、炭酸ガスの効果で胃が酸性に傾くので効果が減弱します。
胃が弱った風邪気味のときは炭酸はNGです。
また、風邪薬だけではなく胃薬も同じです。その理由は、制酸剤の胃薬は胃酸を中和するためのお薬なのですが、お薬が炭酸ガスの酸性を中和するのに働き、本来の働きが弱まります。
命ににかかわる場合もある「お酒」
お酒とお薬を一緒に飲むのは非常に危険。
アルコールを分解する酵素が肝臓にはありますが、この酵素はお薬の成分を有害な物質に変化させてしまう場合もあります。
命にかかわる重篤な事態を引き起こすこともありますので、絶対にお薬とお酒を一緒に飲んではいけません。
アルコールを飲んでいるときにお薬を飲むと、お薬に対する肝臓の解毒作用が遅れ、いつもより効き目が強くなる傾向があります。
とくに睡眠薬、精神安定薬、鎮痛薬などでは効き目が増強され、意識意識障害を起こしたり、昏睡状態におちいることもあります。
酵素の力を弱める「グレープフルーツ」
グレープフルーツはカルシウム拮抗薬の血中濃度を高めます。
これはグレープフルーツの成分が消化管にある薬物代謝酵素(CYP3A4)の働きを阻害するからです。
グレープフルーツは酵素の力を弱めてカルシウム拮抗薬の分解を遅くするため、お薬が効きすぎて血圧が異常に下がってしまう危険性があります。
チラミンが含まれるチーズ
チーズに含まれるチラミンが激しい症状を起こすのです。
普通、チラミンは肝臓で分解されて身体の外へ出てしまうのですが、特定のお薬を飲んでいると肝臓での分解が遅れるのです。
チラミンが別の物質に解毒されるのを抑えてしまうお薬があります。
まれにですが、血圧が上昇し、頭痛や動悸(心臓がドキドキする)、汗が出る、首や肩が凝る、吐き気がするなどの症状があらわれることがあります。
「お薬の飲み合せ」はお薬どうしはもちろん、食べ物や飲み物との組み合わせにも注意を払う必要がありますね