(^。^)y-.。o○ 真田です
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呼吸には、空気の通り道の違いによって2つの種類があります。
1つは鼻から空気が出入りする鼻呼吸、もう1つはお口から空気が出入りする口呼吸です。
正常な状態は、鼻から息をする鼻呼吸の状態です。鼻から呼吸することで、吸った空気の中のゴミやバイ菌を取り除き、さらに、空気の通り道であるのど、気管、肺を守っています。
口呼吸によりこれらの機能が悪くなると、免疫力の低下やアレルギー症状を引き起こしやすくなり、肺の機能に問題を生じることもあります。
さらに最近では、呼吸と脳の活動との関係もわかってきていて、口呼吸すると集中力が減少したり疲労感が増加する可能性が報告されています。
また、口呼吸によりお口がポカンと開いた状態は、お口の乾燥しやすくなるため自浄性が低下し、口臭や歯周病の原因になったり、むし歯が進行しやすくなります。
さらに、お口の開いた状態が長い間続くと、舌やくちびるの位置が変化して正しい筋肉の動きができなくなり、その結果、歯並びが悪くなることがあります。
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口呼吸は、家族や他人に指摘されて気づく場合が多く、本人は自覚していないこともしばしばです。
いつもお口が開いている、お口が閉じずらい、鼻づまりが続く、お口が乾燥する、口臭がする、上の前歯が出た感じする、奥歯でかんでいるのに前歯がかんでいないなどの状態がみられたら、口呼吸が疑われます。
成長期のこどもだけでなく、成人してからも注意が必要です。歯科医師にぜひ護送だいいください。
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