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そもそも、う蝕(虫歯)ってなんぞや?


こんにちは!
辻口です(* ̄∇ ̄*)

今回はう蝕(虫歯)についてです★

そもそも、黒くなったら虫歯じゃないの?

いやいや、違います!

では、長くなりますが本題です。


症状
初期う歯(虫歯)は、歯の成分であるカルシウムイオンなどが流出することにより、エナメル質の一部が不透明な白色に見えるようになる(ホワイトスポット)
この段階では痛みは感じないです。

むし歯が進行すると、歯の表面が軟らかくなって穴が空き、褐色~黒色に変色します。

むし歯が深くなると、冷たいものがしみたり、痛みを感じるようになります。

さらにむし歯が歯髄に達すると、熱いものがしみたり、何も食べないときでも、ずきずきとした激痛を生じてきます。

歯の神経が壊死すると痛みは軽減されるが、根管(歯根部分の中の管)を通じてあごの骨に炎症が起きることもあります。


検査・診断
むし歯は肉眼で判断する視診の他に、器具で触れることによって判断する方法や、エックス線検査などが行なわれます。
脱灰した部分が着色されるう蝕検知液を使用することで、むし歯の範囲を確認することができます。

むし歯の進行度合いは

CO(白濁または着色のある要観察歯)
C1(エナメル質が脱灰した初期むし歯)
C2(象牙質まで進行したむし歯)
C3(歯髄まで進行したむし歯)
C4(歯の根だけが残った状態)
の5段階に診断されます。


治療
初期むし歯(CO)の場合は、歯を削らずに口腔内を清潔に保ちつつ経過を観することが一般的です。
定期的にフッ化物を塗布したり、フッ素入り歯磨き剤を使ったブラッシングで再石灰化を促すようにします。

さらにむし歯が進んでいる場合は、病巣部分を削り取り、コンポジットレジン(セラミックの粒子を樹脂で固めたもの→通称CR)や金属などで詰め物をします。
金属アレルギーや見た目などの問題から、最近では金属を使用しない傾向(メタルフリー)が強くなっています。

※当院では、
CRインレーやCAD/CAMなども取り扱っています。

むし歯が神経にまで達している場合には、細菌に侵された神経を取り除き、歯の中を消毒して、神経があった部分に詰め物をします。
その後、歯冠部分にかぶせ物(クラウン)を装着します。

むし歯がさらに進んでいて、治療が困難と判断された場合には抜歯を行い、必要に応じてブリッジ、入れ歯、インプラントといった人工の歯を作って装着します。



予防
むし歯予防には口腔内を清潔に保つための歯磨きが有効です。
歯ブラシによる歯磨きに加え、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して歯と歯の間の汚れを取り除くことも重要。
歯科医院で自分に適した器具や磨き方のチェックを受けることが大切です。
また、むし歯の原因となる甘いものを摂り過ぎないこと、間食を少なくすることも有効です。

ただし人によって口内に常在する細菌の種類や数が異なるため、むし歯になりにくい人もいれば、むし歯になりやすい人もいます。

自覚症状がなくても定期的に歯科医院に通い、歯の状態の確認とメンテナンスを受けることが大切です。

今月のブログはここまでです!
長くなりましたが
読んで頂き、ありがとうございました★

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