こんにちは🎵林です
マキタ歯科では、訪問診療で、入れ歯の調整、修理、作製、歯の治療のほか口腔ケアも行っています。
口腔ケアの目的は【お口を清潔にする】だけではありません!
歯の汚れを落とすだけてなく、歯茎や舌、口腔粘膜に刺激を与えることがとても大事なのです。
今月はまず、お年寄りの方が一番心配な【誤嚥性肺炎】についてお話しします。
ふつう食べ物は食道から胃に入っていきますが、肺に入ってしまう
これが「誤嚥」です。
そして、その異物が肺に入り炎症を起こした結果が【誤嚥性肺炎】です。
誤嚥性肺炎は唾液の誤嚥でも起こります。
食べ物を口から摂っていない胃ろうの方も誤嚥性肺炎になるのはこのためです。
それは、誤嚥性肺炎の真犯人は《お口のなかの細菌》だからです!
元気な方がむせて気管に入っても、ゲホゲホと咳き込んで吐き出せるので肺にまでは入らずに済みますが、のどや食道の筋力が低下しているお年寄りは、それが難しいことがあります。
そして、体力が衰えていると細菌へのからだの抵抗力も落ちて肺炎になる可能性が高くなってしまいます。
①お口のなかの細菌の増加
②誤嚥
③抵抗力の低下
が、誤嚥性肺炎の主な原因です。
口腔ケアはこれらの3つの要因に効果を及ぼします。
次回に続く…
訪問診療①