こんにちは、山口です!
今回は節分の豆まきに使う落花生について書きたいと思います!
江戸時代に中国から入ってきた落花生、日本中に浸透したのは明治時代と言われています。
また、アーモンドやクルミなどと同じような扱われ方をすることが多いため、「ナッツ類」だという認識の方が強いかもしれませんが、厳密には「豆類」です。
また、中国漢方では落花生は「長寿果」と呼ばれていて、滋養強壮や長寿効果があることがわかっています。
主な栄養効果は以下の通りです!
不飽和脂肪酸
落花生の成分の50%近くが脂質です。
その中にはとても良質な脂質である、オレイン酸とリノール酸が豊富に含まれています。
オレイン酸には
• 脂肪細胞の増加を抑える
• コレステロール値を下げる
• 血糖値の上昇を緩やかにする
• 過剰なインシュリの分泌を抑える
などの働きがあります。さらに抗酸化作用も強く、アンチエイジングにも効果的です。
リノール酸は体内で合成されません。なので豊富に含まれている落花生を摂取することは、大変有効ですよね。
コレステロール値の抑制と動脈硬化の予防に効果的です。
タンパク質
良質なタンパク質も豊富で、成分のうち1/4を占めています。これは牛肉よりも多い数値です。
さらに、必須アミノ酸もバランスよく配合されており、その中のアルギニンは血管を広げる作用があり、冷え性を予防してくれます。
カルシウム・マグネシウム
カルシウムやマグネシウムが十分な量含まれているんです。
これらは、成長期の子供や骨粗しょう症が心配な年齢の方々にも嬉しい、骨・歯の形成、骨密度強化に大変有効です。
亜鉛
こちらは味覚形成に必要不可欠なミネラルです。
ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群の一種です。こちらも豊富に含まれていて、何と言っても二日酔いを予防してくれます。
二日酔いの原因となる「アセトアルデヒド」を分解し、肝臓への負担を軽減してくれます。
また落花生に含まれるアスパラギン酸は、有害なアンモニアを排出し利尿してくれるので、お酒のおつまみにピーナッツはとても理にかなっていますね。
レシチン
レシチンは神経伝達物質「アセチルコリン」を作り出し、脳の活動を活発にし、記憶力の向上・老化防止に効果的です。
これが足りなくなると、アルツハイマーや認知症の原因になります。
ビタミンE
美肌効果をもたらしてくれるビタミンEも豊富に含まれています。紫外線からの活性酸素を除去してくれ、細胞も若返ります。さらに血流も良くなるので冷え性にも効果があります。
特に優れた特徴のある栄養素を取り上げてみましたが、これだけ見ても、落花生は優秀な食品だとわかりますね
薄皮にも、抗がん作用・美肌効果・アンチアンチエイジングに効果的なポリフェノールが豊富に含まれています。
なので、殻を剥いたらぜひ薄皮ごと食べてください♪