こんにちは!キクチです。今回は、みかんの効能についてご紹介したいと思います。
☆免疫力を高め風邪予防
みかんには多くのビタミンCが入っています。みかん100g中35mgも含まれており、大体3個ほどで成人1人1日の必要量100mgをまかなうことができます。ビタミンCには免疫力を高め細菌やウイルスなどの抵抗力をつける働きがあり、風邪などの病気予防の効果が期待できます。
☆動脈硬化や脳梗塞などの予防
みかんに含まれるビタミンCには、心筋梗塞や狭心症・脳梗塞などの動脈硬化を誘発させる悪玉コレステロールを抑制する働きがあります。これはビタミンCの抗酸化作用が活性酸素の影響で酸化して、過酸化脂質となるLDLコレステロールを酸化から守る役割があるためです。
☆美肌効果
みかんに含まれているビタミンCには、シミ・そばかすのもととなるメラニン色素の原因‟チロシン”を生成する酵素である‟チロシナーゼ“を抑える働きがあり、メラニン色素の沈着を防ぐことが期待されます。また、ビタミンCは肌にハリや弾力をもたせる働きがあるコラーゲンの生成に必要な栄養素になります。コラーゲンは肌の張りや弾力をもたせる働きがあるほかに、関節や骨、爪、血管など体の各部を構成する重要な栄養素です。ビタミンCを一緒にとって肌や骨、関節、血管などの健康維持に役立たせましょう。
☆鉄の吸収促進
貧血の多くは鉄欠乏性貧血と言われています。特に女性は月経や過度なダイエットなどで貧血になりやすいと言われています。食品中に含まれる鉄には“ヘム鉄”と“非ヘム鉄”があり、ヘム鉄はレバーなどの肉や魚の動物性食品に多く含まれていて、非ヘム鉄はほうれん草や海藻類などの植物性食品に多く含まれています。この二つの違いは体内の吸収率にあります。ヘム鉄の吸収率が約10~20%に対し、非ヘム鉄の吸収率は約2~5%です。ほうれん草などに含まれているヘム鉄はそのほとんどが体内に吸収されず外に出てしまいます。その鉄の吸収をアップさせる働きがあるのがビタミンCです。特に非ヘム鉄を吸収しやすい形に変える働きがあるので、鉄とビタミンCを一緒に摂取して少しでも体内に多く吸収できるようにしていきたいですね。貧血の人にはお勧めの栄養素です。